3.3 単波長データ収集
3.4 多波長データ収集
3.3 単波長データ収集
メイン画面のSchedule Tabをクリックして図 3‑3-1のような画面に切り替えます。BSSはジョブ単位で動作します。 画面左側の『Edit Menu』の枠内にある『Append』ボタンでジョブを追加します。次にこのジョブを編集します。
図 3-3-1 Schedule Tab
リスト内のジョブを選択し、『Edit / View』ボタンを押すか、リストされているジョブをダブルクリックしてEdit Schedule Windowを開いて、ジョブの編集を行います。
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図 3-3-2 Edit Schedule Window, Mode Tab
図 3-3-3 Edit Schedule Window, Collection Tab
表1 Single data collection時の編集項目
設定項目 設定内容 共通設定 Sample Name
データ測定の結果得られるイメージファイル名のテンプレート。 Data Directory
イメージファイルを格納するディレクトリ(フォルダ)名。※1 Mode Tab Job mode Single data collectionを選択する。 Detector 使用する検出器を選択する。 Centering Noneを選択する。 Collection Tab Scan from データ収集の開始角度を入力する。※2 Scan to データ収集の終了角度を入力する。※2 Scan step ステップ角を入力する。 Camera distance カメラ長を設定する。 Sampling Interval イメージを何枚ごとに取得するかの値。 Wavelength #1 X線の波長を設定する。 Exposure time #1 露光時間を設定する。 ※1 ディレクトリについては/isilon以外に/image以下を指定して下さい。データファイル名については任意のものを指定して下さい。ただし、ここで入力する名前は、あくまでベース名です。正式にはこのベース名に、連番と拡張子を付随した形でデータファイルが得られます。
※2 ゴニオω軸のハードウェアリミットは、BL26B1の場合 −175°〜+175°に設定されています。κ=0°の場合、ω=−125°〜+125°以外の範囲では、回折イメージにκ軸の影が写ります。
BL26B2の場合 -360°〜+360°に設定されています。
編集が終了したら『Apply』ボタンを押して変更を反映させます。この際、編集内容に誤りがあると警告ダイアログが出ます。警告の内容を確認し、問題となっている箇所を訂正して再び『Apply』ボタンを押して下さい。『Show List』を押すと、今回測定する全データと測定にかかるおおよその時間が出ます。
警告ダイアログが出なければ、Edit Windowの『Close』ボタンでWindowを閉じます。Schedule Tabのジョブのステータスが『Waiting』になります。
結晶チェック時、BSSのSTATUSは"Crystal Evaluation"で行ってください。
データ測定時、BSSのSTATUSは"Data Collection"へ変更してください。
実験ハッチ操作パネル左下の"LOCAL ONRY"となっているボタンを押し、"LOCAL +REMOTE"へ変更してください。
BSSのSTATUSが"Data Collection"で、"LOCAL +REMOTE"の場合、MBS、DSSをBSSからコントロールできるようになります。(測定終了後には、MBS、DSSを閉じます。また、ビームアボート時には、最入射後、自動で測定を再開します。)
メイン画面の『Start』ボタンを押せば自動測定がスタートします。ジョブのstatusがWaitingからProcessingに変化します。
BSSはリスト内に複数の実行可能(StatusがWaitingもしくはStopped)なジョブがある場合、続けて実行します。実行可能でないジョブは全てスキップします。途中で測定を中断する為には『Stop』ボタンを押して下さい。
3.4 多波長データ収集
多波長での回折強度測定です。ジョブの追加の仕方は、Single data collectionの場合と全く同じで、『Append』を押してジョブを追加、編集してください。
表2 MAD data collection時の設定
設定項目 設定内容 共通設定 Sample Name
データ測定の結果得られるイメージファイル名のテンプレート。 Data Directory
イメージファイルを格納するディレクトリ(フォルダ)名。※1 Mode Tab Job mode MAD data collectionを選択する。 Detector 使用する検出器を選択する。 Centering Noneを選択する。 Collection Tab Scan from データ収集の開始角度を入力する。※2 Scan to データ収集の終了角度を入力する。※2 Scan step ステップ角を入力する。 Sampling Interval イメージを何枚ごとに取得するかの値。 MAD Interval MAD測定時に波長を切り替えるタイミング(デフォルト:180) Camera distance カメラ長を設定する。 Number of Wavelength 使用する波長の数を入力する。(2〜4) Wavelength #1 1データセット目のX線の波長を入力する。 Wavelength #2 2データセット目のX線の波長を入力する。 Wavelength #3 3データセット目のX線の波長を入力する。 Wavelength #4 4データセット目のX線の波長を入力する。 Exposure time #1 1データセット目の露光時間を入力する。 Exposure time #2 2データセット目の露光時間を入力する。 Exposure time #3 3データセット目の露光時間を入力する。 Exposure time #4 4データセット目の露光時間を入力する。