BL45XU-PXの運用について(その3)
現在、研究技術開発室ではBL45XUの運用法についての見直しを行っております。
前サイクルまでは、GAP変更を行う際、BL-WS上のGUIを用いて行っておりました。
また、PXユーザーが変更可能なIDはID2となっておりました。
上記2点を今サイクルから下記のとおり変更いたします。
- GAP変更はPX実験ハッチ自動扉側に新規に設置されたコンピュータから、専用のGUIを用いて行う。
- PXユーザーが変更可能なIDはID1とする。ただし、上記専用GUIを利用する限りにおいて、ユーザーはどちらのGAPを操作しているかは意識する必要はない。
この変更は下記の理由からです。
- PX側の変更可能なIDをID2からID1にした点
これまでのテストで、小角散乱のサンプル位置におけるビームの位置変動をモニターしたところ、ID1を18.8mmに固定してID2を変更するよりも、ID2を固定しID1を移動させたときのほうが影響が少ないことが判明したため。
- GAP操作をBL-WSから専用GUIへ変更した点
過去にも何度か発生しておりましたが、PXユーザーが誤ってID1を操作してしまうことが幾度か発生しておりました。今回、操作可能なIDをID2からID1へ変更するに伴いこのような操作ミスが多発することが予想されるためGAP操作用専用GUIを利用していただくことにいたしました。
これまでの経緯
BL45XU-PXの運用について(その1)
BL45XU-PXの運用について(その2)