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ビームラインを利用するには
理研ビームラインでは、理研内研究課題に対して利用課題を募集しています。課題申請は各研究課題を所掌する所属長の承認を経て実験責任者が行って下さい。なお、理研ビームラインでの実験は理研に籍を置く者に限られます。下記の要綱に従って利用課題申請を提出してください。
新規利用課題の申請にあたっては、該当ビームライン責任者と実験の実行可能性について事前相談を推奨いたします。各ビームラインの責任者にご相談ください。
ビームライン利用の流れ
理研ビームラインの各種申請はWeb申請システム(理研ビームラインユーザーポータル)を利用しておこないます。申請システムを利用するためには利用者登録が必要ですのであらかじめ利用者登録をお願いします。これまでに理研ビームラインを利用したことがある方はすでに交付されているユーザー名を使ってログインできます。システム更新に伴いセキュリティ向上の観点から初回ログイン時にパスワードの変更をお願いしていますので、次回以降のログインには変更後のパスワードをご使用ください。 1. 利用課題申請 | |
2. ビームタイム利用申請 3. 配分確認手続きおよび化学薬品持ち込み申請 レーザー持込み、使用についての手続きはこちらを参照ください。 4. ビームタイム利用報告 5. 利用課題実施報告 |
各手順の詳細および補足説明
ビームライン利用者登録
2015年度からWeb申請システムを利用するため利用者登録をお願いしています。登録は本ページの上方に表示されているメニューの[利用申請]>[ユーザーログイン]からお願いします。
登録にはRIKEN ID番号と理研への登録時に交付されるEmailアドレス(xxx@riken.jp)が使われていますが、理研のメールサーバーのアドレスを使用していない場合には、新規ユーザー登録においてRIKEN IDを入力し「開始/Start」ボタンを押した後に、RIKEN ID番号、お名前、メールアドレスの情報を添えてシステム管理者(rikenblsc@spring8.or.jp)までご連絡ください。
2014年度までの利用者の方は、新システムへの初回のログイン時のみ以前に交付されている旧システムのユーザー名とパスワードを使ってログインできます。したがって、新規にユーザー登録をやり直す必要はありません。
ただし、セキュリティ向上の観点から初回ログイン時に追加の情報入力およびパスワードをしていただくことになっています(パスワード変更画面が自動で表示されます)。次回からのログイン時にはシステム更新以前のパスワードは無効となっておりますので、変更後の新しいパスワードをご使用ください。
放射線業務従事者登録
SPring-8の蓄積リング実験ホールへの立ち入りには放射線業務従事者登録が必要です。実験責任者が播磨研所属の場合は所属研究室にて手続きを行なってください。実験責任者が播磨研以外で播磨研の研究室との共同研究の場合は播磨研共同研究先の研究室にて手続きを行ってください。
放射線業務従事者登録の詳細については、播磨事業所 安全管理室のサイト(https://harimariken01.spring8.or.jp/)をご参照ください。
利用課題申請
利用課題申請では実験責任者(申請者)の理研における所属、研究内容、研究体制、ビームライン実験の方法、成果公開の可否等について記入していただきます。理研ビームライン委員会にて、研究内容および課題実行性を考慮し利用課題の採択を行ないます。採択課題には課題番号を電子メールにて連絡いたします。課題採択後、課題申請書を添付ファイルとして送付しますので、実験責任者と所属長の押印の上、放射光科学研究センター 利用システム開発研究部門へ返送してください。成果公開課題では年度末提出のに実施報告書の公開義務が発生します。成果占有課題の場合、ビームタイム利用料が必要となります(非占有課題の場合はビームタイム利用料は不要です)。申請はWeb申請システム(理研ビームラインユーザーポータル)からお願いします。なお研修生は、共同実験者になることはできますが、実験責任者になることはできません。
ビームタイム利用申請
採択された利用課題に対してのみビームタイム利用申請を受け付けます。ビームタイムの募集時期と配分期間はビームライン毎に異なります。各ビームラインのビームタイム利用募集スケジュールは[ビームタイム]>[募集スケジュール]をご覧ください。申請ははWeb申請システム(理研ビームラインユーザーポータル)からお願いします。申請された実験内容、希望ビームタイム時間数を考慮し、ビームタイムの配分を決定し、実施番号を発行します。決定した各ビームラインの利用スケジュールは本ホームページに掲載、または各利用ユーザーに電子メールで連絡いたします。
配分確認手続
ビームタイム開始の14日前までに行う配分確認をWeb申請システム(理研ビームラインユーザーポータル)を用いて行っていただきます。この確認の手続きにおいて、来所者の確定と研究交流施設宿泊申し込みを併せて行います。研究交流施設宿泊申し込みに関しては、この確認申請とは別に、実験責任者が播磨研所属の場合は、所属研究室にて手続きを行うこともできます。また、実験責任者が播磨研以外で播磨研の研究室との共同研究の場合は、播磨研共同研究先の研究室にて手続きを行うことも可能です。
化学薬品持込申請
原則、実験開始14日前までにWeb申請システム(理研ビームラインユーザーポータル)の化学薬品持込申請のフォームから申請してください(該当する薬品がない場合にも該当しない旨の申請をお願いします。)。
申請対象薬品はJASRI規程のランク3, ランク2に相当する薬品です(ランク3の化学薬品は毒物劇物相当の急性毒性を持つ物質。ランク2の化学薬品は慢性毒性や発ガン性を持つ物質、または防火上注意を要する物質。ただし、タンパク質結晶およびタンパク質結晶に標識した重原子試薬は除く)。
ランク4の化学薬品(取り扱いに際し国または県の許可が必要な物質)に関してはJASRI安全管理室(JASRI理事長の許可)ならびに利用システム開発研究部門との事前協議が必要です。
ヒト・動植物に感染性を有する生物試料の持ち込みはJASRIバイオセーフティー委員会の承認が必要です。
高圧ガスの持込には県への届出が必要となりますので、実験サイクルの開始1月前までに申請してください。
詳細はSPring-8ホームページの安全管理(手続き)の化学および生物の項を参照してください。
レーザー持ち込みおよび使用について
レーザー持込み、使用についての手続きはこちらを参照ください。
ビームタイム利用報告
実験終了後はすみやかにビームタイム利用報告の提出をお願いいたします。利用報告が未提出の場合、同一利用課題に対して次のビームタイム利用を受け付けない場合もあります。報告はWeb申請システム(理研ビームラインユーザーポータル)のビームタイム利用報告フォームからお願いします。
利用課題実施報告
年度末には登録された利用課題毎に利用課題実施報告を行なっていただきます。成果非占有課題の場合、報告書を公表することによって成果公開とします。公開は印刷物として冊子にまとめるとともに理研ビームラインのホームページにて公開します。公開ページはこちら。報告書は研究目的、ビームラインでの実験方法、結果および考察など図表を含めて簡潔に記述してください。参考文献などありましたら付記お願いいたします。実験日時、ビームタイム数などの記述は必要ありません。書式は問いませんので、A4一枚に作成の上、PDFファイルで提出してください。報告書の提出はWeb申請システム(理研ビームラインユーザーポータル)からおこなうことが出来ます。
研究成果に関する論文発表等について
論文中にビームライン名と利用課題番号を明記すると共に、利用したビームラインの参考文献を引用してください。(詳細)
その他
パスワードを忘れた場合
パスワードを忘れた場合には登録しているRIKEN ID番号、メールアドレスの情報を添えて、システム管理者(rikenbl@spring8.or.jp)までご連絡ください。