ハッチの入退出とビームシャッターの操作
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実験ハッチへ放射光を導入するためには、ハッチの正常閉条件をつくる必要があります。このため、
以下の手順で制御盤の操作を行ってください。失敗したときははじめに戻ってやり直すのが原則です。
なお結晶解析ステーションの実験ハッチはEXP-Bハッチにあたります。
ここでは、左をハッチ操作盤、右を退出制御盤と呼ぶことにします。それぞれ、実験ハッチの外と
中にあります。
ハッチからの退出と下流シャッタ(DSS)の開操作
- ハッチの手動扉(実験ホール側)を開けたときは、ロックがされていることを確認します。
- ハッチ内に、ほかに人がいないことを確認します。
- ハッチ内の退出制御盤の"EXIT"ボタン(黄色)を押します。
- 退出を促すブザー音が断続的に鳴るので、ハッチ内を確認して退出してください。
- 自動扉脇にある自動扉制御ボタンの位置に立ちます。このとき、床面に黄色および黄黒縞模様のテープで
示されたエリア内に人がいないことを確認してください。
- ブザー音が細かく断続するようになると、ハッチ扉操作ボックスの"Close"ボタンが赤く点灯しますので
押してください。
- 扉が閉まり始めます。扉が閉まっているときに床面のテープの範囲に入ると、扉は自動的に開きますので、
退出操作をやり直してください。(すぐに押し直せば、間に合うこともありますが。。。)
- 扉が閉まり、ロックのガチャンという音がしたら、ハッチ操作盤の"Shutter Control"キーを
"Enable"に回してください。このときブザー音が断続音から連続音に変わって、正常に退出できたことを示します。
- ハッチ操作盤のタッチパネル上の"DSS-B"に対して開操作を行うことができます。
下流シャッター(DSS)の閉操作とハッチへの入室
- ハッチ操作盤のタッチパネル上の"DSS-B"に対して閉操作を行います。
- DSS-Bが閉まったのを操作盤で確認してから、ハッチ操作盤の"Shutter Control"キーを"Disable"側に回します。
この操作を、DSSの閉操作の前に行うとアラームが鳴動しますので、
注意して操作して下さい。万一誤操作をした場合には、タッチパネルの右上隅にある"STOP"を押して
アラームを止めてください。また、この際、誤ってMBS(メインビームシャッター)を閉じてしまうことが
ままあるようです。この場合は小角散乱実験ステーションの実験に支障を来します。よく注意して行って
ください。
- ハッチ扉操作ボックスの"Open"ボタンを押します。
- 自動扉が開きます。
その他
- 手動扉のロックはそれぞれ1箇所ずつ、計2箇所あります。
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