分光器の調整
1.はじめに
ここでは、一波長の光についての調整(最適化)を行う。
IC#0(実験ハッチ最上流)での強度が最大になるように調整する。
また、この操作を行った後、実験定盤を調整する必要がある。
以下、既に使用波長の光が実験ハッチまで来ている事を前提に話を進める。
2.準備
- 調整を始める前の値をログノートに記録する。
- IC#0で"Tune"するようにケーブル接続を変更する。
3.調整作業
* Pn1、Tn1、Ln1の各軸を用いて調整する。
それ以外の軸(Pn2、Tn2、Xn1)は触らないこと!
- Lnを-2000pls動かす。
- Tn1を-20plsし、+2pls動して行く。
- Lnを+200pls動かす。
- IC#0が最大となるところを探す。
ピークから外れているようであれば、適宜範囲をずらす。
- Pn1を-10plsし、+1plsずつ動してIC#0が最大となるところを探す。
ピークからずれているようであれば、適宜範囲をずらす。
- "Tune"する。
Ln、Tn1、Pn1、IC#0の値をログノートに記録する。
- 2〜7の操作を繰り返し、IC#0が最大になるところを見つける。
ただし、ピークが二つの場合があるので、Lnの範囲を広めにする方が良い。
- 各軸をIC#0が最大となるパルスにし、”Set”する。
4.作業が終わったら
- Ln、Tn1、Pn1、IC#0の値をログノートに記録する。
- IC#1で"Tune"するようにケーブル接続を変更する。
次に「実験定盤の調整」を行う
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