現在BL45PXでは以下の処理ソフトが利用可能です。インストールされているPCについてはこちら
HKL2000、Crystal Clear、CCP4、xfit
bl45pxl1、bl45pxl2にインストールされています。
詳細はオリジナルのWeb Pageをご参照ください。
"HKL2000"はRaxisV、Jupiter210それぞれにあわせた設定を用意してあります。
(ただしJupiter210ではd*trekフォーマットを選択のこと)
起動時の選択画面で測定に用いた検出器を選択してください。
もし、Jupiter210でR-AXISフォーマットで測定した場合は、"HKL2000"起動時の選択画面でRaxisVを選択するとイメージを読むことができます。
ただし、RaxisVとJupiter210ではピクセルサイズが違うためそのままではうまくいきません。
RaxisV | Jupiter210 | |
ピクセルサイズ | 100um×100um | 51um×51um |
bl45pxw2にインストールされています。
ここで述べる方法にはMSCのJim Pflugrath博士によるスクリプト集を改変して使っています。
ここではスクリプトの使い方を述べるに止めます。詳細はオリジナルのWeb
Pageをご参照ください。また、
本ビームラインでは、R-AXISで収集したイメージを保存するディレクトリに"DATA.LOG"ファイル
としてデータ収集の履歴を記録していますので、イメージファイルのヘッダー内容を参照することなく
露光条件が分かります。
R-AXIS Vのデータは4000x4000ピクセルです。R-AXIS IVサポートの DENZO/XDISPでは、直接読み込むことはできません。
3.1 インバースビームジオメトリで収集した場合のDENZO / SCALEPACKでの処理
イメージファイルを表・裏の2セットに別けて処理を行います。つまり、crystデータセットシリーズが
cryst001.osc, cryst002.osc, cryst003.osc, cryst004.osc, ...
となっているとき、奇数番は表、偶数番は裏にあたるので、
% ln -sf cryst001.osc crysta001.osc
% ln -sf cryst002.osc crystb001.osc
% ln -sf cryst003.osc crysta002.osc
% ln -sf cryst004.osc crystb002.osc
としてリンクを張っていけば、crystaシリーズとcrystbシリーズは通常の振動写真のセットになって、 ふつうに処理できます。これを行うのが2つのスクリプト(invln.csh, lninv.csh)です。このときcrystbシリーズは同じミスセット角を持ち、振動開始位置がcrystaシリーズの それに180度を加えた値になります。また、MADでの収集の場合、すべてのシリーズを同じミスセット角で 処理を開始すると手系の問題が回避できます。
XDSはWolfgang Kabsch博士 (Max
Planck Institute for Medical Research)によって開発されているプログラムです。
自動処理や3-D
プロファイルフィッティングに特徴があります。直接メールを書けば、
入手方法を教えて貰えます。(ftpサーバーからダウンロードする。)
このパッケージは8つの実行型式からなっています (README)が、 入力ファイル(XDS.INP)を編集し、コマンドラインから
% xds
と入力すると、スケーリングまで自動で流れます。
指数付けは、事前に空間群と格子定数がわかっている場合はそれを入力しておく
ほうがよいようです。未知の場合も扱えますが、その場合はP1として処理がすすみます。
CCDなどの場合は画像補正用のイメージ(Dark, Grid Patternなど)を用意すると、
それに従って補正されます。
こちらのページをご覧ください。