波長の設定

目次


1. はじめに

  1. 利用可能な波長範囲は0.97Aから1.33Aです。(「GAPの変更」参照)
  2. 現在、3rdペアのみでの運転となっております。
  3. 波長変更時にビームをロストした時(ビーム強度が弱い時)の対処法はこちら
  4. PXユーザーが変更可能できるのはID1です。(「GAPの変更」参照) !!重要!!
    小角散乱ステーションの実験に支障を来しますので、GAP変更を行う場合は1時間以上前に必ず小角散乱ユーザーに連絡をしていただきますようお願いいたします。

2.波長の設定

  1. まず「GAPの変更」の手順で目的の波長に最適なGAPに変更します。
  2. トリクロメータの設定用のソフトウェア"Trichro"のアイコンを立ち上げます。
  3. 図のような窓が開きます。
    初期化が完了すると、窓の一番下の ウィジェット(以下、メッセージと言い替えます)に"Initialize Ok"と表示されます。
    起動してもすぐに窓が閉じてしまう場合はトラブルシューティングの「Trichroが起動しない場合」を参照してください。
    Trich Main Window

    今後の操作に対して、操作が完了していないときは"now processing..."と表示されます。 完了すると"pxsrv: ... OK"と表示されます。

  4. トリクロメータの設定変更操作を行う前に、まず現在位置で強度が確保できている ことを確認します。
    1. IC#1に対応するピコアンメータの値が数十nAあるときは十分です。
    2. 少ないときは、"Used Trichromator Pair"から対応する波長を選んで、"Tune"ボタンを 押してください。
  5. アンジュレータ(挿入光源)のギャップ値を変更します。
    変更が完了したことを確認してください。
  6. 次に"Trichro"のメインウィンドウの各波長のボタンを押して、図のような窓を開きます。 ここに使用したい波長を入力し、"Set"ボタンを押してください。
    (図では 1st ペアを1.02→1.01Aに変更)
    * 光が見つからない時には数分かかります。
  7. 光をロストしたときは、再度"Set"ボタンを押してください。
    (IC#0ピコアンメーターに反応があれば光を見つけてくれます)
  8. 光が見つかったら"Tune"ボタンを押し、微調整します。
  9. 以上で波長の変更は終わりです。

3.波長変更時にビームをロストした時(強度が弱い時)の対処法

  1. ID値が適切な値であることを確認します。
  2. 目的の波長のまま3〜4回"Set"をします。
  3. それでも見つからなければ0.02A短い波長(高エネルギー側の波長)で"Set"します。
  4. 目的の波長で再度"Set"します。

上記の操作でもビームが見つからない場合はトラブルシューティングを参照して下さい。

 


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